散歩するように生きる

リタイア後の日々の暮らしと趣味と日本語教育のこと

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東北への旅3 さんさ踊りの夏

 母は弟と一緒に少し懐かしい場所を見て、帰宅。私たちはせっかくなので、もう一日、岩手で過ごすことにしました。

 まず、不来方(こずかた)城址に。街中にあり、現在は石垣の修復中でした。有名な石川啄木の、不来方のお城の草に寝転びし空に吸われし十五の心、の句碑がありました。 

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 空の青が濃く、本当に吸われそうな気がしました。

 ここからバスで、盛岡近くのつなぎ温泉に行きました。バスはバスセンターから出るのですが、2015年にも確か法事で来て、そのときに撮った写真が残っていました。

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 いかにも昭和というレトロな雰囲気だったのが、今はオシャレな建物になっていました。でも、前の方が雰囲気あったかなと。。

 

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 温泉近くの御所湖も、青く空が広く感じました。暑いながらも風が涼しいです。

 夜、思いがけず、さんさ踊りを見ることができました。さんさ踊りは、東北三大祭りほどは有名ではないのですが、本当に素晴らしいお祭りです。太鼓と笛に合わせながら、踊り手がひらひらと優雅に踊りながらパレードが進んでいきます。パレードはミスさんさが先頭に、様々な連が続きます。サッコラーチョイワヤッセーという掛け声は、幸よこいという意味だそうです。

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 さんさ踊りには思い出があります。父が定年後に勤めた学校に太鼓を寄付し、パレードでその学校の先導をつとめたのです。父はただ歩くだけでしたけれど😆 さんさ踊りは8月のはじめにあります。まだ私たちの仕事も忙しい最中でしたが、何とか都合をつけて、初めてパレードを見に行ったのでしたが、踊りの優雅さ美しさがあり、しかし重厚な太鼓のリズムが街中に響きわたり、何とも言えない雰囲気の虜になりました。

 今回、観光協会の公演を思いがけず見ることができたのは、本当に幸運でした。父が生きていたときは、ぶつかることが多く、いい思い出が多い訳ではありませんが、今こうしてみると、あんなこともあったなと思い出し、まさに思い出深い旅になりました。