散歩するように生きる

リタイア後の日々の暮らしと趣味と日本語教育のこと

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船旅をする その5(最終回)

 船旅もついに最終日で、帰港を目指すのみとなりました。これまでの奇跡的にいい天気に恵まれた奄美と五島を離れ、梅雨らしい雨がちの天気になってきました。船からの景色もどんよりしてきます。天気のいい時は、海も青く、下の写真のような素晴らしい光景が楽しめます。

 

 

 もう今日は帰るだけですが、それでも船内ではイベントが色々開催されていました。私たちは笑福亭羽光さんの落語会に行きました。羽光さんは、船に最初から乗っていて、何度も落語会がありましたが、最後のステージに行ったことになります。羽光さんは、古典落語も、オリジナル落語も、守備範囲の広い噺家さんで、今回はお馴染み「ちりとてちん」と、オリジナルの「メタ構造」を持つという落語を聞きました。メタ構造というのは、劇中劇みたいな構造になっているお噺だそうです。途中から何が何だかわからなくなるような、しかしきっちり話し分けている巧みさ面白さがありました。

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 お昼は乗船中ずっと食べ過ぎたので、軽くパニーニで済ませ、午後の最後のお楽しみ、ビンゴゲームにも参加しました。豪華な賞品が当たっている方も多かったですが、日頃からくじ運がそれほど良くない私たちは何も当たりませんでした。。。

 

 こんな感じで、5日間楽しく時間が過ぎ、奄美や五島の観光もできました。最後に、にっぽん丸特製のローストビーフの写真を挙げておきます。毎日のディナーで、サービスでローストビーフはいかがですかと聞かれるのですが、お腹いっぱいになってしまい、食べる機会がありませんでした。最後の日に半分だけいただいてみました。美味しかったです。さすが食の「にっぽん丸」です。

 

    

 

 年に1回は、のんびりした船旅をしたいなと思いつつ、まだ余韻に浸っています。夫も私もずいぶん在職中は、国内外色々なところに行きましたが、仕事メインなので観光は合間に少しするだけ、行き帰りも、打ち合わせをしたり、原稿を作ったりと慌ただしい限りでした。やはり船旅は、一定の期間、船に乗っていなければならないので、退職者こその特権だなと思いました。