散歩するように生きる

リタイア後の日々の暮らしと趣味と日本語教育のこと

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マティス展を見る

 上野で開催されているマティス展を見に行ってきました。また退職者の特権の平日に出かけます。

 

私のマティス展史

 マティスは昔からとても好きだった画家です。一番最初に見たのは、1981年に国立近代美術館で行われた展覧会でした。確か、弟の大学の入学式が近くの会場であり、一緒に途中まで行き、私は展覧会を見たように記憶しています。もう40年以上も前のことです。人を楽しい気持ちのままリラックスさせるような絵に強く惹かれ、ポスターや絵葉書を買って部屋に飾ったりしました。今も飾ってあります。

 前回の回顧展は2004年だったみたいですが、その時は単身赴任で懸命に働いている最中で、見に行く余裕はありませんでした。ただ、2006年にニューヨークに学会で行ったときに、MoMA(The Museum of Modern Art )に行き、マティスの絵を見た記憶があります。「ダンス」の前で撮った写真も残っていました。

 

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開園150年の上野公園はおしゃれな雰囲気に

 さて今回、まずは私の住んでいる町から、朝早い新幹線に乗って上野まで出かけます。上野にはもう10年くらい行っていませんでした。東京の大学に通っていた頃は、実家から特急で着くのがこの上野でしたが、今回行ってみたら、懐かしいという感じは全然なく、ちょと雰囲気のある場所になっていました。Starbucksのある場所も、ナチュラルガーデン風の植え込みが印象的で、暑い中でも人々がくつろいでいました。

 

 

写真もOKのマティス

 そして、今回のマティス展の会場の東京都美術館。事前の予約制で、11時を予約しました。もうすでにたくさんの人が集まっていました。やはり平日のこの時間で、シニアの方が目立ちました。今回の展覧会で驚いたのは、写真を撮ってもいい展示室があったことです。しかも見たかった絵のある部屋で。私も早速スマホを向けます。が、いや待て、絵を後で見るのなら、図版のきれいな写真を見ればいいわけで、実物を近くでよく見るチャンスだと思いました。

 


 

 

 黄色と青の部屋の絵は、不思議な絵です。テーブルや椅子は透明なのかなとか、果物と日本の湯呑みみたいなものは、どこに置いてあるのか、などなど。その自由さに楽しくなってきます。

 ヴァンスの教会のステンドグラスの映像で展示は終わりでした。このステンドグラスを見に行きたいねと、ずっと以前から夫と話していました。若かった頃はきっといつか行けると信じていたのですが、今となるともう無理かなとも。。でもこうして展覧会を見に来られただけでも幸せと思いました。

 最後はグッズのお買い物。滅多にない機会と思い、たくさん買ってしまいました。「上祭服柄のTシャツ」は、この間買ったカーキのカーゴパンツに合うかなと、楽しみです。

 

 

 もう夏休みは関係なくなりましたが、いい夏休みの思い出の1つになりました。

 

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