散歩するように生きる

リタイア後の日々の暮らしと趣味と日本語教育のこと

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退職して始めたこと1 ハンドメイド

退職して始めたこと

 退職して1年半になり、落ち着いた日々になりました。生活パターンも定まってきました。退職して時間ができたらあれもこれもと思っていましたが、現実はなかなかそうもいかず。意外に時間がなかったり、時間はあってもお金をたくさん使うことには躊躇してしまったりです。まずは、退職して始めたことを記します。

 

ハンドメイド

 私は子どもの頃から手芸が好きで、小学校1、2年の時には、もう手芸好きの母や叔母に教わりながら、刺繍などをしていました。新婚当時も専業主婦だったので、編み物を始め、下手なセーターなどを編んでは夫に着せていました。私が新婚当時に住んでいたのは筑波学園都市で、町の中心にこそ少し大きいデパートやホテルなどがありましたが、あとは、研究所や大学と団地ばかりの寂しいところでした。友人もなく、時間もありすぎるぐらいだったので、テレビを見ながら編み物をしていました。

 写真は、その後夫の仕事でロンドンに住み、旅行でノルウェーに行った時に買った編み物の雑誌です。その当時は、行く先々で編み物の本を買っていました。ところで30年近く前のこの雑誌を今でも大事に持っているのは、表紙が印象的だからです。モデルさんがかぶっているのは、何と、日本の高校の学帽です。今は日本でも珍しくなりました。白黒の雪の結晶模様のセーターに合うちょっと変わった黒い帽子という感覚で、はるか遠くの北欧の雑誌に採用されたのかもしれません。

   

 しかし、日本に戻り仕事を始めてからは、あえてハンドメイドを封印するようになりました。夢中になると、仕事そっちのけで止まらなくなるからです。退職して、時間ができたら、ぜひまた手芸に復帰したいと何年も前から考えていました。

 

タティングレースを始める

 で、ようやく時間がたっぷりできたということで始めたのは、以前から憧れだったレース編み、特に繊細なタティングレースです。私の住む地域で教えてくれるところがあるかなと思ったら、ちょうど歩いて行ける大きい手芸店でオンラインの教室が開催されることがわかり、さっそく登録しました。

 手芸店でのオンラインの教室は双方向同期型のオンラインで、手芸会社の担当社員らしきスッとした男性が司会と聞き手をつとめ、有名作家の先生が手元を見せながら説明をしてくれ、レッスンが進みます。手元をズームで見せてくれるので、わかりやすいかもしれません。そして、手芸店の担当の方も現地でサポートしてくれるので、難しいところは丁寧に教えてもらえます。またオンラインの向こうの先生に、手芸店の教室から質問をチャットで送ることもできます。こんなところにもオンラインが浸透しているのだなと、興味深かったです。

 写真は編んだモチーフの数々です。コツを覚えるまでにはしばらくかかりましたが、あとはだんだん上手にできるようになります。ただ、私はまだ、自分で編み図を考案するところまでは到達していません。

  

 

 こんな小物入れも工夫してみました。柔らかく丸められるので、旅行先などで時計とか指輪とかを入れるのに便利です。

 

 レース編みのいいところは、材料も道具もあまりお金がかからないことです。場所もとりません。旅行の移動中にも、小さいポーチに糸とシャトルを入れて持ち歩けば、編むことができます。

 これからの目標は、自分の編み図が作れるようになることです。方法がまだ分かりません。ゆっくり探しながら、考えてみたいです。
 

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