散歩するように生きる

リタイア後の日々の暮らしと趣味と日本語教育のこと

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特別な1月の記憶と菜の花を散らした金目鯛を食べる日

特別な1月だった

 今年の1月は何か特別な1ヶ月だったような気がします。

 元旦に家族でくつろいでいる時の大地震。それも2回の大きな揺れでした。この2回というのが恐ろしく、私も1回目の揺れがおさまって、これで大丈夫かと2階に上がった時に、もっと大きいものすごい揺れがきました。だんだん明らかになっていく被害の話を聞くと、1回目の揺れの後、津波の避難をしようとして車を取りに行っている間とか、他の部屋の様子を見に行っている間に、とどめを刺されるみたいに2回目の揺れが来て、家族が離ればなれになってしまい、片方が助からなかったという悲しいケースが多かったようです。どう行動したら正しかったんだろうと、さほどの被害を受けなかった私でさえも、自問自答する日々です。

金目鯛を食べる

 北陸で食べる魚と、東京に住んでいた頃に食べていた魚と、種類が違います。北陸はブリやカニが有名で、もちろん美味しいのですが、東京にいた頃に食べていてこのあたりであまり食べる機会がない魚に、金目鯛があります。金目鯛は、鍋に入れても、煮付けにしてもアブラがのっていて美味しく、好きな魚でした。先日、珍しく金目鯛を見つけたので、買ってみました。 

どう料理しようか迷いましたが、洋風でアサリとバターで煮て、ジャガイモも入れて、最後に菜の花を散らしました。春らしい味付けにしました。 

北陸の漁業はどうなるんだろう

 金目鯛を食べながらも、能登半島の漁港は、津波で港や船が被害を受けただけでなく、地盤が隆起し、地形が変わってしまったのだそうで、自然の恐ろしさや凄さを感じていました。ゆっくり何年もかけて地形が変化するのはわかりますが、たった数十秒の揺れで何メートルもの地盤の変化が起こってしまうことを目の当たりにした経験でした。豊かな漁場が戻るのだろうか、そんな心配もしながら、魚を食べます。

 

 

 

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