散歩するように生きる

リタイア後の日々の暮らしと趣味と日本語教育のこと

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スーパーの近くに住む

 私が住んでいる地域は、地方都市の中心からバスで30分ぐらいの少し郊外といった場所で、都会とは言えないところです。昨日は友人が誘ってくれて、お茶に行きました。おしゃれな園芸店のカフェで、外のテラスの心地よい風に、ハーブティーのクリームソーダをいただきました。この友人は、退職してから時々お茶に誘ってくれます。平日の昼間にお茶に行けるのは、やっぱり退職者だからこそと、ゆったりした気分になります。

 

 

 さて、私の家からは歩いて10分圏内に3つのスーパーがあり、もう少し足を伸ばせば、さらに他のスーパーや自然食品を中心に売る食品屋さんもあります。そこに生協の宅配も頼めば、食べるものの買い物には全然困りません。

 こんなことを書くのは、私の実家の母の買い物が結構大変だからです。母は私の住む地域から見るとだいぶ都会の、それも割に中心地に住んでいます。92歳ですが、シニアマンションで何とか一人暮らしを頑張っていて、ヘルパーさんや宅食にも頼りながら、自分でもまだ時々は料理をしたりもする、という生活です。

 そんな母の買い物は、タクシーで繁華街のデパートか「明治屋」に行く、というものです。何でそんな贅沢するんだと、私も最初は思いました。お米がなくなったことに気づいて、急いでタクシーでデパートに行ったと聞いた時はちょっと驚きました。。元気のある時は、歩いて10分以上もかかる、それも上り坂の地下鉄駅まで行って、地下鉄でデパートに行っているようです。母の住む地域にはスーパーが全然ないんですね。調べてみたら、都会の便利な場所なのに、歩きや自転車で行ける圏内にスーパーが1つもないのでした。きっと若い人は、郊外の大きいショッピングセンターに車で行くんでしょうね。買い物難民とまでは言えないかもしれませんが、都会なのに買い物に苦労している例です。

 私の住む地域も、やはり郊外のショッピングセンターは人気のようですが、それでも歩いて行けるスーパーがたくさんあるのは、ありがたいです。その一つの業務スーパーで見つけました。ひよこ豆のディップ「フムス」。この地域では手に入らないかな、都会に行った時に探してくるかなと思っていたのですが、すぐに手に入りました。HALALとも書いてあります。優しい味が美味しく、野菜スティックのディップソースでいただきました。「業スー」は、普通のスーパーでは買えないものがあるので、嬉しいです。業スーは以前は「HALAL食品あります」と店の外に掲示があったけれど、最近は見かけません。うちの近所の業スーだけなのか、わかりませんが。。ちなみに私はイスラム教徒ではありませんが、周囲にはHALAL食品が必要な人もいるので、いろいろな選択肢があるというのは、とても贅沢なことなんだなと、つくづく思った次第です。